半夏生 暦が語る、季節の節目

🍚歳時記ごはん🎍🎎🎏🎋

七十二候のひとつ「半夏生(はんげしょう)」は、夏至から数えて11日目、例年7月1日頃にあたります。

この日は、昔から農家にとって重要な節目とされてきました。田植えの最終時期とされ、「半夏生に入ってからは田植えをしてはならぬ」と伝えられていた地域も多く、農作業を終えた人々はこの日を労いの日として過ごしました。豊作を祈願し、神に感謝を捧げる風習も各地に残っています。

また、関西ではこの日にタコを食べる習慣があります。タコの足のように稲がしっかりと大地に根を張るよう願いを込めて…という、稲作と暮らしが密接につながっていた時代の、素朴であたたかな祈りが込められているのです。

東京の人には半夏生にタコを食べる習慣があまりないようですが、タウリンを多く含むタコ🐙をこの時期に食べることは夏バテ防止の意味もあるのです。

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